2015-01-01から1年間の記事一覧

皮膚とこころ

心が醜くなると、見た目も醜くなる。 ところで私は実家に帰ってくるたびに精神的な不調に毎回見舞われるのだけれど、今回は比較的安定していたように思えた。 だから、いつもよりは長い時間をとり地元にいたものの、やはり調子が悪くて自室にこもりっきりで…

転がっていたつもりが転がされていた

いつの間にかとても頭が悪くなっていて、感覚だけで回答して満点を取れていた理数分野のテストも、気づけば平均点になっていて、身長が伸びるにつれて少しずつ、それは平均以下になっていった。 何もしなくても許されるのは束の間だけで、成長するごとに努力…

東京はすべての始まりの終わりの始まりの終わりの土地

Twitterを始めたわけは大学生活が主なきっかけだった。 私は大学に入り上京し一人暮らしをするまで、通信制高校と田舎の図書館の自習室と自室を黙々と行き来する生活を送っていた。 会話はあっただろうか。何かの受け答えにイエスかノーで答える事くらいしか…

閉鎖病棟からこんにちは(3)〜路上に捨てる〜

閉鎖病棟内での生活にも、4日程度建てばすぐに慣れてきた。病棟内の人々ともなんとなく打ち解けることができてきた。 最初のころは手持ち無沙汰にベッドにこもり、ロビーにある本を借りて読んでいる時間が多かったが、よくトランプをしていた人たちは積極的…

幸せはこわい

生きているとつらい思い出が増えすぎてしまう。幸せは怖い。幸せを知ってしまうと、自身の幸せの頂点に達しないものを切り捨てて苦しみが増えてしまうから。幸せに甘やかされて、苦しみに耐える力を失ってしまうからつらい。井の中の蛙であったほうが、ずっ…

閉鎖病棟からこんにちは⑵〜子宮に還る〜

刑務所のような場所で、思考力と自由を奪われざるを得なかった人々に悲しみを覚えてはようやくここまでたどり着いてしまったのだという自分自身にひどく呆れ返った。 両親や、親族にもそのことは知れ渡り、母親は隔日で見舞いに来てくれた。一人っ子がこのよ…

閉鎖病棟からこんにちは〜Kranke〜

オーバードーズによる窒息死を狙っての自殺未遂は失敗に終わり、代わりに多くの人からの心配を買ってしまった。 救命室でいきなり肺炎に罹りそれも落ち着き、病床が用意できたとのことで親に連れられ、措置入院のため息つく間もなく閉鎖病棟へと直接向かいス…

救急車より愛を込めて~ブロン錠の白、胃洗浄の黒~

誰がこの文章を読むかわかりませんが、先に述べておくことがございます。 この一連の出来事に関わった友人、知人、そして両親、親戚に多大なるご迷惑とご心配をお掛けしたことを深くお詫び申し上げます。 関係した人物の多さに、ことの重要さと無知で視野狭…

2015年5月の映画鑑賞記録5-9

■マルコヴィッチの穴 監督:スパイク・ジョーンズ http://video.akahoshitakuya.com/v/B002TUEW44 人からよく勧められたり話題に上がるだけ面白く、奇妙な話。ストーリーの作り込みや発想に豊かさを感じた。普通に見えて、いたるところがあべこべでトンチン…

自動車学校を中退した話(過去ログ)

【過去のブログに書いた話ですが、反響が多かったので再掲します。】 本日をもって普通自動車の仮免許が取れず自動車学校を中退した。その日々を振り返ろうと思う。いわゆる免許合宿の話だ。 少しの単位を残して留年していた私は、秋の必修科目の単位をまだ…

2015年5月の鑑賞記録1-4

今週のお題「映画の夏」 観たビデオの数:15本 観た鑑賞時間:1940分 ■地獄の黙示録 特別完全版 [DVD] 監督:フランシス・F・コッポラ http://video.akahoshitakuya.com/v/B0000635C4 二度目の鑑賞。1度目は記憶が朦朧としたときに見たため気づかなかった冗…